| トリウム熔融塩原子炉"FUJI" NPO「トリウム熔融塩国際フォーラム」 |
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★演題:
★定員:100名。 |
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2012年3月10日発売の雑誌『WIRED』第3号は「ワインバーグ博士とありえたかもしれないもう一つの原発の話」と題し、軽水炉とトリウム熔融塩炉の歴史や考え方に関する記事を掲載しました。 この記事を執筆した若林編集長と、当NPOの吉岡理事長による公開対談が、3月10日、六本木・TSUTAYAで催されましたので、その対談内容を以下の頁で紹介しています。 http://wired.jp/2012/03/22/atomic-dream-event-report/ |
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| 理事長交代のお知らせ 2011年12月の理事会において、古川和男理事長の後任として、吉岡律夫を新しく理事長として選出いたしました。引き続き、ご支援のほど、宜しくお願いします。 2012年1月 NPO法人「トリウム熔融塩国際フォーラム」役員一同。 |
| 「古川和男理事長逝去のお知らせ」 皆様へ: 誠に残念なお知らせですが、当NPOの古川和男理事長は、2011年12月14日、逝去されました。生前のご支援・ご厚情に厚くお礼申し上げます。ここに、古川先生のご冥福をお祈りします。合掌。 2011-12-14 NPO役員一同 (右写真は、2011/10/25ご講演時に撮影) 古川和男先生の経歴については、ここをクリック。 |
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今までの活動記録・書籍紹介・動画など(ここをクリック)
(研究会・講演会・海外発表、書籍紹介、動画サイトなど)
1.はじめに。
このホームページは、今世紀における人類社会・地球環境救済のため、安全性・核拡散・核廃棄物・経済性等に関し決定的な利点をもつ「トリウム熔融塩核エネルギー協働システム」について紹介するものです。
2.課題。
今世紀前半における世界人口と、エネルギー需要の伸びは爆発的でしょう。化石燃料消費の増大による地球温暖化・化学汚染及び局所異常気象災害などの対策は緊急を要します。その際、次の三つの課題に、貴方は答えをお持ちですか?
| A | 化石燃料による環境破壊防止策はお持ちですか?(風力・太陽自然エネルギー・核融合?) |
| B | 太陽自然エネルギーの実用化は何時でしょうか? |
| C | 核エネルギーに安全性・核拡散・核廃棄物・経済性対策はありますか? |
打開策としては、太陽エネルギーがその本来の"非発熱型"特性から考えても最良と考えられますが、基幹エネルギー産業に成長するのはかなり先のことでしょう。また、核融合は今や22世紀の技術とさえ言われています。従って当面は核分裂エネルギー、つまり原子炉に頼らざるを得ません。
3.新しい核エネルギーシステム「トリウム熔融塩原子炉と、核エネルギー協働システム」
(THORIMS-NES: Thorium Molten-Salt Nuclear Energy Synergetics)
3.1.基本構想
| @ | ウランでなくトリウムを利用 | 天然Thは 232Thのみで、中性子を吸収させて、核分裂性233Uに変換して利用可能です。238Uより原子数で6だけ軽いため、Pu
および 超ウラン元素を殆ど作りません。これは核廃棄物負担を軽減するだけでなく、Pu消滅処理に最適です。 世界で必要なTh資源量は、約二百万トンで十分であり、全く問題はありません。U資源より3〜4倍多く普遍的に存在しています。 また、233Uは常に232Uを含み強力なガンマ線を伴うため、軍用に適せず、核拡散・核テロリズムへの抵抗性は大いに高まります。 |
| A | 弗化物熔融塩からなる液体核燃料の利用 | 核エネルギー装置は「核化学反応エネルギー利用装置」であり、原理的に化学工業施設の一種として「液体」を作業媒体に利用するのが望ましい姿です。具体的には米国オークリッジ国立研究所(ORNL)により1947〜76年に開発された 弗化物熔融塩7LiF−BeF2に、核物質の弗化物塩232ThF4、233UF4、239PuF3などを溶解した液体を核反応・熱輸送・化学処理の三目的兼用の作業媒体として利用します。この溶媒の優れた性格は、照射損傷を受けず、常圧で燃焼・爆発せず、熱容量の高い理想的媒体です。 腐食問題については、単純化した溶融塩炉本体では塩は中性に保たれ、Ni合金製容器材料との充分な共存性が確認されています。今後、長期の運転実績の確認が残されているだけです。 |
| B | 燃料増殖施設と発電炉の分離・協働 | ORNLが採用したような熔融塩増殖発電炉(MSBR) の道は取りません。具体的には、燃料作りの為の加速器熔融塩増殖施設(AMSB:Accelerator Molten-Salt Breeder)、および 機能・構造が単純で燃料自給自足能力を持つ熔融塩発電炉(FUJI)を協働させて、単純かつ実用的な 熔融塩核燃料増殖サイクル を完成させます。 |
この様なトリウム熔融塩原子炉を中心とするシステムを、核エネルギー協働システム(THORIMS-NES:Thorium Molten-Salt
Nuclear Energy Synergetics)と名づけています。
3.2. 熔融塩発電炉:FUJI(ここをクリック)
3.3. 核燃料増殖施設:AMSB(ここをクリック)
3.4. 熔融塩核燃料増殖サイクル(ここをクリック)
3.5 熔融塩炉の安全性について(ここをクリック)
3.6. 核廃棄物について。3.7. 核不拡散・核テロリズムについて(ここをクリック)
3.8. 経済性について(ここをクリック)
4.現実的な開発手順(ここをクリック)
5.国内外のこれまでの研究動向(ここをクリック)
6.[総括]:本構想の優れた特長 ― 今世紀社会への適合性
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幸い熔融塩炉の技術基盤は米ORNLの優れた努力で整っています。しかし、ORNLの目指した熔融塩増殖発電炉MSBRは、増殖と発電を兼用(高速増殖炉も同じ)するのでは、大規模炉のみで、増殖性能が不足。炉直結の連続化学処理施設の実用化は困難。炉心黒鉛の数年毎の取替えを要し、構造・操業が複雑、などの課題がありました。
私達は、これらの困難をほとんど全て解消し、トリウム熔融塩増殖サイクルの実用化を可能とするものとして、トリウム熔融塩核エネルギー協働システム(THORIMS−NES)構想を提示しています。主体は、構造・運転保守が単純で燃料自給自足型の小型熔融塩発電炉FUJIと、地域センターに置かれた加速器熔融塩増殖施設AMSBおよび熔融塩化学処理施設からなります。優れた点を要約すると、下記の通りです。
| 1 | チェルノブイリ災害 のような過酷事故は原理的に起こさない極めて安全な原発で、プ ルトニウムなどがほとんど作られず、しかも核兵器・既存原発プルトニウムなどを有効利用しつつ消滅できます。初期にはこのPuを燃料にし、円滑かつ経済的にTh−Uサイクル時代に移行できます。 |
| 2 | 廃棄物問題では 、超ウラン元素がほとんど生れず、有効利用しつつ消滅できます。 さらに産業最盛期[2060年頃]以降の後退期における余剰中性子を利用し、積極的・経済的に核廃棄物消滅ができます。 |
| 3 | IAEA・OECD・米・ロシアその他 世界は着実に支持を強めています。しかも、研究開発費および期間は極めて僅かでよいのです。miniFUJI計画は整っています。 実用小型原発を10〜15年後に運転開始し、AMSBは 20〜25年後に実用化可能でしょう。 |
| 4 | 核燃料自給自足型で運転保守が容易で安全、かつ十分経済的な小型発電炉が完成し、世界の貧困・エネルギー・環境問題解決のために、広く展開利用できる本性を備えています。 |
| 5 | 非軍事的で、核拡散・核テロリズム[強いガンマ線で検知容易]・核廃棄物・核物質輸送[僅かで良い] などほとんど全ての問題対処にすぐれ、歪んだ閉鎖社会をもたらしかねない既存原発産業の管理社会化傾向を大きく改善できます。 |
| 6 | 今世紀中頃には 0.1〜1京円規模の世界産業に育ち、日本の基幹産業ともなります。 |
7.最後に
私達は、今世紀世界・地球環境救済のために、新核エネルギー技術産業の創出を日・米・露中心の国際協力開発により実現させたいと考えています。それにふさわしいシステム構想および基本技術基盤に関する戦略は充分整っています。資源・国土の乏しい日本の未来産業育成のためにも、資金調達・計画遂行の主体は日本が担って、この共同計画を高い道義心と善意の下に努力し成功させたいものです。
8.補足説明:(以下追而)
溶融塩とはなんですか?熔融塩とは何か?(ここをクリック)
溶融塩炉とはどのような原子炉ですか?(ここをクリック)
熔融塩原子炉の燃料から原爆は作れないのですか?(ここをクリック)
MSRE(熔融塩実験炉)とはどのような原子炉だったのですか?(ここをクリック)
熔融塩原子炉の反応度係数について(ここをクリック)
溶融塩原子炉は他の原子炉とどこが違うのでしょうか?
トリウムとはなんですか?
トリウムは、他の炉型では使用できないのですか?
プルトニウムの燃焼は、炉型によってどのようになるのでしょうか?
軽水炉でプルトニウムを燃やすと、どれ位、Puを減らせるのでしょうか?(ここをクリック)
軽水炉からの再処理プルトニウムで原爆は作れるのでしょうか?
MSBRとは、どのような原子炉だったのですか?
米国はなぜ溶融塩炉の研究をやめたのですか?
軽水炉ー高速炉の路線は、何処が問題ですか?
ITERが話題になっていますが、核融合に未来はあるのでしょうか?
強放射性の液体燃料が容器の外を循環していますが、大丈夫ですか?
(このページでは「溶融塩」ではなく「熔融塩」という用語も用いています。「溶融塩」では、水に塩を溶かしたような印象があるからです。「熔融塩」には水はありません。)
熔融塩炉などの液体燃料原子炉の英語論文集(過去のORNL論文100件以上)(ここをクリック)
トリウムについての海外フォーラム(文献や掲示板)世界各国の研究現況が分かります。(ここをクリック)
熔融塩原子炉についてのご質問・ご感想はこちらへ(ここをクリック)
2004-01-25、HP開設、旧FUJI研究会、
2009-01-22, NPO「トリウム熔融塩国際フォーラム」に移行
2010/5/31, 英語の頁を作成。
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